四万十の鳥類 Twitter Facebook LINE Pinterest コピー 2024.10.232021.08.22 四万十川流域には約◎◎種の野鳥の観察記録があり・・・ 目次 周年見られる鳥ヤマセミヤマドリ(シコクヤマドリ)オオコノハズククマタカ夏鳥ヤイロチョウブッポウソウアカショウビンミゾゴイ冬鳥旅鳥外来の野鳥サンジャク 周年見られる鳥 ヤマセミ 全長38cmと、ハトより大きいカワセミ類。白黒の鹿の子模様の羽根と、頭の大きな冠羽が特徴。高知県の準絶滅危惧種。山地の渓流やダム湖等に生息し、ネイチャーセンター付近でも見ることがある。撮影)松村伸夫 ヤマドリ(シコクヤマドリ) 雄は全長約125cm、雌は約55cm。日本固有のキジの仲間。キジと共に狩猟対象とされている。日本では鳥獣保護法における狩猟鳥獣であるが、数は減少している。生息する地域によって羽の色が異なり、5つの亜種に分類されている。四万十で見られるのはシコクヤマドリで、腰や肩羽、翼の羽縁が白いのが特徴。撮影)松村伸夫 オオコノハズク 全長約24cmの中型のフクロウ。平地から山地の林に生息し、ネズミ等を捕食する。夜行性で、日中は写真のように周囲の樹肌に擬態する他、樹洞に潜っていることも多い。繁殖期に雄は「ウォッウォ」「ポ ポ ポ」と続けてやや甲高い声で鳴くほか、「ミャ~オ」と猫のような声も発する。撮影)松村伸夫 クマタカ 全長オス約75cm、メス約80cm。北海道から九州の森林に生息し、森林生態系の頂点に位置している。そのため「森の王者」とも呼ばれる。森林内に生息する多種類の中・小動物を獲物とし、時には猿や小鹿を襲うこともある。そのため、四万十ではクマタカの住む森にはニホンザルは見られず、その結果ヤイロチョウが繁殖可能な環境となっている。絶滅危惧IB類に分類され、絶滅が心配されている。撮影)松村伸夫 夏鳥 ヤイロチョウ 全長約18cm。高知県の県鳥および四万十町の町鳥でもあるシンボルマーク的な位置づけの鳥。国の絶滅危惧IBおよび高知県の絶滅危惧IA類。高知県の文化財にも指定。5月中旬に渡来し、急峻な斜面で子育てを行う。 撮影)松村伸夫 ブッポウソウ 全長29㎝。ハトよりやや小さい。国および高知県の絶滅危惧Ⅱ類。夏鳥として5月中旬頃に渡来。冬は東南アジアに渡って越冬する。雌雄同色で光沢のある青色の羽根と赤い嘴が美しくバードウォッチャーの人気を集めている。営巣に適した樹洞のある立木の減少に伴い、一時期はかなり数を減らしたが、巣箱の設置によって個体数は回復傾向にある。森の番小屋前の巣箱でも毎年雛が巣立っている。撮影)松村伸夫 アカショウビン 全長27cmと、ヒヨドリと同大のカワセミ類。燃えるような赤いくちばしと体全体が赤色を持つことから、火の鳥の異名を持つ。日本では夏鳥として渡来し、北海道から沖縄までほぼ全国で繁殖するが、渡来数は少ない。森林に生息するのが特徴で、カワセミとは違い水辺から離れた森林でもみられる。撮影)松村伸夫 ミゾゴイ 全長約49cm。森林性のサギの仲間で、日本列島でのみ繁殖し、冬季は東南アジアで越冬する。夜行性と言われており、夜間「ボー、ボー」という鳴き声を聞くことがある。絶滅危惧II類に指定されている希少種であるが、正確な個体数は把握できておらず、詳細な調査が行われている。番小屋付近の森では毎年のように繁殖が確認されている。撮影)松村伸夫 冬鳥 旅鳥 外来の野鳥 サンジャク 全長70cm程の大型のカラスの仲間。本来の分布地は中国からインド、ネパールにかけての森林であるが、近年四万十でも生息が確認されており、ヤイロチョウへの影響が心配されている。撮影)松村伸夫 令和3年度 令和3年度事業計画(PDFファイル)令和3年度収支予算(PDFファイル)